約15年以上前から美容クリニックや脱毛エステサロンなどで脱毛を受けられるようになって以来、さまざまな年代の女性がムダ毛処理に対する意識が高まり、プロに施術を求める人が急増しました。
現在では、男性にも絶大な支持を受けています。
当初、脱毛する箇所はワキ中心でしたが、今では「腕、脚、背中からVライン」にいたる全身の施術ができるようになり、脱毛は美しくなるために不可欠な存在になりつつあります。
脱毛法も、医療レーザー・電気(ニードル)・フラッシュ・家庭用脱毛器・ワックスなどが次々に登場し、どの脱毛エステやクリニックが良いか、フラッシュ脱毛でも機器はどのようなものが良いかなど、施術方法を選択するのが大変なほど多種多様になってきました。
脱毛法にはそれぞれ特徴があるため、体調や体質、肌質によっては避けた方が良い場合もあります。
それぞれの特徴を理解した上で『どの脱毛法が自分に合うのか』確認してみてくださいね。
5つの脱毛法と特徴について
《 ワックス脱毛 》
水あめのような粘度の高い液体(ワックス)を、5㎜ほどにカットしたムダ毛の上に専用のヘラで塗り、少し時間を置いて液体が乾いたら毛の流れと逆の方向に一気に剥がして毛を抜く方法です。
◆メリット
1回で大量のムダ毛を毛根から抜くことができます。エステで受ける場合でも料金が安くてリーズナブルに脱毛が受けられます。
◆デメリット
1ヶ月ほどで毛が生えてくるため、脱毛効果の持続性はありません。お肌を傷める場合があるため、お肌が弱い人、アレルギー体質の人には向きません。
《 電気(ニードル)脱毛 》
毛穴に針を差し込み、電気を流して毛根部分に刺激を与え、毛の再生を抑える方法です。
流す電気の種類も、高周波、直流弱電流、2つを組み合わせたものがあり、種類によって感じる痛みや効果が異なります。
◆メリット
細かい部分でも1本1本確実に処理ができ、半永久的な脱毛効果が得られます。
◆デメリット
1本1本処理していくので時間がかかります。電気を通す時に痛みを感じやすく、施術後は肌に赤みが出やすいので、痛みが苦手な人や敏感肌の人は多少苦痛に感じるかもしれません。
《 医療レーザー脱毛 》
レーザー機器が黒や茶色などの毛と同じ色に反応し、熱によって毛根部分にダメージを与え、毛を生えにくくする方法です。
◆メリット
クリニックでのレーザー脱毛は、お肌のダメージが少なく、アトピーなどお肌の弱い人でも施術が受けられます。それと同時に、肌のくすみやざらつきを改善する効果もあります。
◆デメリット
メラニンが少ない白髪やうぶ毛は脱毛できません。また、日焼けして肌が黒くなった状態でも、皮膚全体に反応してしまうため施術が行えません。強いレーザーを使うため料金は比較的高めです。
《 光脱毛 》
光脱毛には「フラッシュ、IPL」などの種類があります。エステサロンでは主に、フラッシュ脱毛が主流で、医療レーザーとは光の波長が異なります。
医療レーザーと同じく、メラニン色素に反応し毛根に刺激を与え、毛の再生を遅らせる方法です。
多くのエステサロンではフラッシュを採用していますが、より痛みが少ないといわれているIPL脱毛や、ジェルを同時に使用することでお肌への負担をより少なくするS.S.C脱毛などもあります。
◆メリット
痛みや肌へのダメージが少なく、一度に広範囲の脱毛ができます。施術時間は短く、料金も比較的安いため通いやすいです。
◆デメリット
日焼けによってメラニン色素が多くなったお肌は施術ができないため、海などに行ったあとは施術を受けることができません。毛の周期に合わせて行うため、脱毛を受けるまでの間隔が3ヶ月と長く、全て完了するまで期間がかかります。
《 家庭用脱毛器 》
家庭用の脱毛器にも、「レーザー、フラッシュ、熱線式」など様々な機器があります。価格は30,000円~89,000円と搭載機能などによって異なりますが、クリニックやエステと同じようにムダ毛に熱刺激を与えて処理していく方法です。
◆メリット
ホームエステとして、時間に捉われず手軽に脱毛ができ非常に便利です。仕事が忙しくサロンに通えない人でも、自宅で簡単に処理を行えます。
◆デメリット
家庭用として安全を最重視しているため、他と比べるとエネルギーは弱く、脱毛効果を実感するまでけっこうな時間がかかります。
迷ったらプロに相談
どの脱毛法を選ぶか最も重要なのは、自分の肌質や毛質を知っておくことです。
クリニックやエステサロンの無料カウンセリングで診断を受けられるので、その時に相談するのが良いと思います。
初回脱毛を受ける時にはテストショットを行い、トラブルが起きないかどうかを判断してくれるので、受けたい脱毛法が見つかったら一度お試し体験をしてみるといいでしょう。
はじめて訪れる場合は、ほとんどのサロンが100円~5,000円程度の格安料金でお試しできるので、経済的にも負担がかからず体験することができますよ。